手首を痛めたとき、「どう対処すれば良いかわからない」「手首が痛いけど何科に行けばいいの?」と悩む方は少なくありません。
手首は日常生活で非常によく使う部位であるため、放置すると慢性的な痛みや機能低下につながることがあります。
この記事では、整骨院の視点から、
- 手首を痛めた場合の初期対応
- 痛みの原因による整形外科・整骨院の判断基準
- 自宅でできる応急ケア
- 手首を守るための日常生活の工夫
を詳しく解説します。
目次
手首を痛めたときの主な原因
外傷による手首の痛み
- 捻挫や打撲、骨折
- 転倒やスポーツでの手首の衝撃
- 急な負荷による腱や靭帯の損傷
慢性的な使いすぎ
- パソコン・スマホ操作による腱鞘炎
- 手首の反復運動による炎症
- 手首の関節や筋肉の疲労蓄積
神経や関節の影響
- 手根管症候群(正中神経の圧迫)
- 関節炎や変形性関節症
- 手首の可動域制限や痛みを伴う疾患
手首を痛めたときの初期対応
RICE処置
- Rest(安静):手首の使用を控える
- Ice(冷却):腫れや炎症がある場合は15〜20分程度冷やす
- Compression(圧迫):包帯やサポーターで軽く固定
- Elevation(挙上):心臓より高くして腫れを軽減
安静時の注意
- 強く曲げ伸ばしをしない
- 重いものを持たない
- 痛みが強い場合は早めに医療機関で診断を受ける
手首が痛いとき、何科を受診すべきか
整形外科を選ぶ場合
- 骨折や靭帯損傷の疑い
- 激しい腫れや変形
- しびれや強い痛みがある
整形外科ではX線やMRIでの診断が可能で、必要に応じて固定や手術の判断も行われます。
整骨院を選ぶ場合
- 軽度の捻挫や筋・腱の炎症
- 日常生活に支障はあるが骨折の可能性が低い
- 手首の可動域や筋肉の硬さを改善したい
整骨院では手首周りの筋肉・関節の調整、腫れや痛みの緩和、セルフケア指導が受けられます。
自宅でできる手首の応急ケア
ストレッチと軽い運動
- 手首の軽い曲げ伸ばし
- 指先から手首にかけてのマッサージ
- 腱や筋肉の柔軟性を保ち、痛みの慢性化を防ぐ
サポーターやテーピング
- 手首の固定と負荷軽減
- 夜間の手首の曲がりを防ぐことで寝起きの痛みを軽減
日常生活での注意
- 重い荷物や手首に負荷がかかる動作は避ける
- パソコン・スマホ操作時は手首を真っ直ぐに保つ
- 長時間同じ姿勢で作業しない
整骨院での施術内容と改善ポイント
関節・筋肉の調整
- 手首周囲の筋肉・腱をほぐし血流を改善
- 関節の動きを整えて可動域を回復
神経圧迫や炎症へのアプローチ
- 圧迫された神経や腱の緊張を緩め、しびれや痛みを軽減
- テーピングやサポーターで手首をサポート
生活習慣・セルフケア指導
- 手首の負担を減らす日常動作の工夫
- ストレッチや運動で再発予防
- 必要に応じて整形外科との連携も提案
受診を検討すべきサイン
- 手首が腫れて変形している
- 強い痛みで日常生活に支障がある
- しびれや動かせない状態が続く
- 自宅での安静やケアで改善が見られない
こうした場合は、早期に整形外科や整骨院で評価を受けることが重要です。
まとめ
- 手首を痛めた場合、まずは安静・冷却・圧迫・挙上で応急対応
- 骨折や激しい損傷の疑いがあれば整形外科へ
- 軽度の痛みや慢性的な負担による痛みは整骨院で改善可能
- 日常生活の動作改善とセルフケアで再発予防
早期に適切な対応を行うことで、手首の痛みを長引かせず、快適な日常生活を取り戻すことができます。
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