「肩こりがひどいな…と思ったら、なんだか熱っぽい」「肩こりが悪化すると体調まで悪くなる気がする」
そんな経験はありませんか?
実は、肩こりに発熱や体調不良が伴う場合、単なる筋肉疲労ではないケースもあります。
風邪や感染症、内臓の不調、自律神経の乱れなど、身体全体のSOSが“肩こり”として現れている可能性があるのです。
この記事では、整骨院の視点から
- 「肩こり+発熱」「肩こり+体調不良」が起こる原因
- すぐ病院へ行くべき危険サイン
- 整骨院でできるサポートとケア方法
をわかりやすく解説します。
肩こりと発熱・体調不良が同時に起こるのはなぜ?
① 単なる筋肉疲労ではない可能性
肩こりは多くの場合、姿勢不良や筋肉の使いすぎによる筋緊張性のこりです。
しかし、「肩こり 発熱」「肩こり 体調 不良」を伴うときは、全身の炎症反応や免疫反応が起こっていることがあります。
たとえば、風邪やウイルス感染の初期症状として、首や肩の筋肉のだるさや痛みを感じることがあります。
これは、身体がウイルスと戦う際に筋肉内で炎症物質(サイトカイン)が増え、血流が悪くなるためです。
② 自律神経の乱れによる肩こりと体調不良
長時間のストレス、睡眠不足、冷えなどによって自律神経のバランスが崩れると、
- 首や肩の筋肉が常に緊張
- 血流が悪化
- 内臓機能が低下し、倦怠感や微熱が出る
という悪循環に陥ります。
このタイプの肩こりは「休んでも治らない」「常にだるい」と感じるのが特徴です。
③ 免疫力低下による“だるさ肩こり”
体調不良のサインとして出る肩こりは、免疫低下の前兆であることも。
特に季節の変わり目や過労が続くとき、肩の筋肉は冷えと血行不良で硬直しやすくなります。
この状態で免疫機能が落ちると、身体は“警告信号”として肩の痛みや発熱を起こすことがあります。
注意が必要な「危険な肩こり」症状とは?
① 発熱が38℃以上ある場合
肩こりと同時に**高熱(38℃以上)**が出ている場合、
風邪やインフルエンザだけでなく、感染症や内臓疾患の可能性もあります。
特に以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- 肩こりとともに首が腫れている
- 咳や喉の痛みが続く
- 関節全体が痛む
→ このような場合は整骨院ではなく、まず内科や感染症外来を受診しましょう。
② 肩こりとともに吐き気・頭痛がある
「肩こり 体調 不良」に加えて、吐き気・頭痛・めまいがある場合、
- 脳血流の滞り
- 首の筋肉の過緊張による神経圧迫
が関係していることがあります。
さらにまれにですが、**脳血管系の疾患(くも膜下出血・脳梗塞)**の初期サインであることも。
症状が急激に現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。
③ 首や肩の痛みが片側に集中している
片側の肩こりに発熱や体調不良を伴う場合は、
- 首のリンパ節炎
- 肺炎や心臓疾患
の可能性もあります。
特に「左肩の痛み+息苦しさ」「胸の圧迫感」があるときは、心臓からの関連痛のケースもあるため要注意です。
整骨院で対応できる「肩こり+体調不良」のケース
① 自律神経の乱れによる肩こり
整骨院では、姿勢や筋肉の緊張を整えることで、自律神経のバランスを回復させるサポートが可能です。
特に、首〜肩〜背中の筋肉を丁寧に緩めることで、交感神経の過緊張を抑え、リラックス状態を作り出します。
このような施術は、
- 慢性的な肩こり
- 微熱が続く倦怠感
- ストレス性の頭痛
といった症状の緩和に有効です。
② 血流促進で回復力をサポート
血流が滞ると、体温調整や免疫機能がうまく働かず、「体調不良+肩こり」が慢性化します。
整骨院では、温熱療法・筋膜リリース・骨格矯正などで血流を改善し、自然治癒力を高めるケアを行います。
これにより、発熱が続くほどではない軽度の体調不良を緩和し、回復しやすい身体環境を整えます。
③ 姿勢改善で“根本から疲れにくい体”へ
姿勢が崩れると、首や肩に負担が集中し、筋肉が常に緊張状態になります。
整骨院では、骨盤や背骨の歪みを整え、重心バランスの最適化を行うことで、体のエネルギー消費を効率化。
結果として、血流が改善し、体調不良が起こりにくい体に導きます。
自宅でできる「肩こり×体調不良」予防法
① 温めて“めぐり”を良くする
体が冷えると血管が収縮し、肩こりや発熱の引き金になることがあります。
首や肩をホットタオルで温めたり、湯船にしっかり浸かることで、筋肉と自律神経を同時にリラックスさせましょう。
② 深呼吸で自律神経を整える
「肩で息をしている」と感じたら要注意。
呼吸が浅いと交感神経が優位になり、肩こりや体調不良が起こりやすくなります。
- 鼻から4秒吸って、口から8秒吐く
- 肩をすくめず、胸を開いて呼吸する
これを1日3回ほど行うだけで、自律神経が整い、肩こり 解消にもつながります。
③ 栄養と睡眠のリズムを整える
体調不良を防ぐためには、タンパク質・ビタミンB群・マグネシウムの摂取が大切です。
また、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復や免疫力の回復が行われるため、睡眠の質を上げることが肩こり予防に直結します。
こんなときは整骨院へ相談を!
整骨院での相談が向いているケース
- 発熱はないが体調不良や倦怠感を感じる
- 肩こりが長引き、マッサージでも改善しない
- ストレスや睡眠不足で疲れが抜けない
- 姿勢の悪さが気になる
こうした場合は、整骨院での血流改善・姿勢矯正・自律神経ケアが効果的です。
すぐ病院に行くべきケース
- 発熱が38℃以上ある
- 吐き気・めまい・意識のぼやけがある
- 左肩〜胸にかけて痛みがある
→ このようなときは、整骨院ではなく医療機関での診察が優先です。
まとめ
- 「肩こり 発熱」「肩こり 体調 不良」は、身体の不調サインの可能性がある
- 高熱・吐き気・片側痛などは要注意。医療機関へ
- 整骨院では、自律神経・姿勢・血流を整えることで体調回復をサポート
- 自宅では温熱・呼吸・睡眠改善で予防を
- 我慢せず、早めのケアが健康回復の第一歩

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