「ランニングをすると膝が痛い」…それ、フォームだけのせいですか?
ランニングを日課にしている方の中で、「走ると膝が痛む」「長距離の翌日、膝がズキズキする」といった悩みを抱えている方は少なくありません。
多くの方はこの症状を「フォームの問題」や「年齢による衰え」と片づけがちですが、実は膝痛の本当の原因は“体の使い方のクセ”や“筋肉・関節のアンバランス”にあることが多いのです。
そもそも「ランニング膝痛」とは?
膝にかかる負担は体重の3〜5倍?
ランニングでは、一歩ごとに体重の約3〜5倍の衝撃が膝にかかると言われています。
この衝撃が繰り返されることで、膝関節や周辺組織にストレスが蓄積し、痛みとして現れるのです。
代表的な「ランニング膝痛」の種類
- 腸脛靭帯炎(ランナー膝)
膝の外側が痛くなる。太ももの外側の腸脛靭帯が擦れて炎症を起こす。 - 鵞足炎(がそくえん)
膝の内側が痛くなる。ハムストリングや内転筋の付着部が原因。 - 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
膝のお皿の下が痛くなる。ジャンプや着地の多いスポーツに多い。 - 半月板・軟骨損傷
長期間放置や過剰な負荷により、関節内部に損傷が起こることも。
このように、膝の痛みには複数のタイプがあり、原因もさまざまです。
単なるフォームの見直しだけでは、根本改善にはつながらない場合があります。
なぜフォーム改善だけでは解決しないのか?
「膝」は全身のバランスの中で動いている
膝は、股関節と足首の間にある“中間関節”です。
つまり、膝に不調が出る場合、その原因は膝そのものではなく、周辺の関節や筋肉にあるケースが非常に多いのです。
具体的には、
- 股関節が硬い → スムーズに脚が振れず、膝に負担が集中
- 骨盤がゆがんでいる → 体重のかかり方が偏る
- 足首が硬い → クッション性が失われ、膝に衝撃が加わる
これらはすべて、フォーム改善だけでは対応できない領域です。
「筋力バランス」と「関節の柔軟性」がカギ
フォームはあくまで結果であり、その背景にあるのは、
- 筋肉の柔軟性
- 筋力のアンバランス(特にハムストリング・大腿四頭筋)
- 骨格の歪み
- 関節可動域の低下
です。
これらの構造的な問題を解決しない限り、「膝が痛いまま走り続ける」状態からは抜け出せません。
整骨院の整体で「ランニング膝痛」を根本改善できる理由
① 姿勢・重心・骨格バランスの徹底分析
整骨院では、まず「姿勢分析」や「動作チェック」によって、
- どのタイミングで膝に負荷がかかっているか
- 骨盤や股関節の左右差はどうか
- 足首・膝・股関節の連動が正しく行われているか
などを徹底的に可視化します。
② 筋膜リリース・骨格調整で構造的な修正
- 筋膜リリース: 癒着した筋膜を解放し、関節や筋肉の動きをスムーズに
- 関節調整(整体): 骨盤・股関節・膝・足首などの関節の微細なズレを調整
- 筋肉調整: 筋力のアンバランス(大腿四頭筋の過緊張、ハムストリングの弱化など)を整える
これにより、膝に偏っていた負荷が全身に分散され、自然と痛みが軽減します。
③ 再発予防のためのセルフケア指導
- 正しいウォーミングアップ方法
- 膝にやさしいフォームへの導き
- 自宅で行える簡単な筋トレ・ストレッチ
など、**「治して終わり」ではなく「再発させない体づくり」**までサポートします。
自宅でできる!膝痛を予防するセルフケア
① 大腿四頭筋のストレッチ(もも前)
膝痛の大きな要因となるもも前の緊張を和らげます。
- 立った状態で片足を後ろに引き、足首をつかむ
- かかとをお尻に近づけながら太ももを伸ばす
- 20秒キープ×左右2セット
② ハムストリング強化トレーニング
もも裏の筋力が弱いと、膝への負担が増します。
- 仰向けになり、膝を立ててお尻を持ち上げる「ヒップリフト」
- 10回×2セットを目安に
③ 足首の柔軟性アップ(アキレス腱伸ばし)
足首の柔軟性を高めることで膝の衝撃吸収をサポートします。
実際に整体で膝痛が改善したケース
30代男性/週4でランニング
「長距離を走ると膝の外側が痛くなる“ランナー膝”で悩んでいましたが、整骨院で股関節と足首の調整を受けてから痛みが激減。フォームを変えるより、まず体の土台を整えることが大事だと実感しました。」
40代女性/健康維持でジョギングを習慣に
「膝の内側に痛みが出ていたけど、整体で骨盤の歪みを整えたら再発しなくなりました。毎週の通院と家でのケアで、今は10km走っても平気です。」
「膝痛整体」はランナーにこそ必要な根本ケア
- 「ランニング 膝痛」はフォームの乱れだけでなく、骨格の歪み・筋力バランスの乱れが原因
- 整体では、膝だけでなく全身の構造を整えることで根本改善が目指せる
- 再発防止のためのセルフケアとあわせて行うことで、長く走れる体に
ランニングは健康維持・ストレス発散・競技力向上など、多くのメリットをもたらしてくれます。
しかし、膝の痛みを抱えながら続けてしまうと、日常生活にも支障をきたす重大なケガへとつながる恐れも。
「いつもの膝痛」と放置せず、今のうちに整体で体の根本を見直すことが、ランナーとしての未来を守る第一歩です。
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