「姿勢を良くすれば首や肩の不調は良くなるはず」
「猫背を直そうと意識しているのに、首が余計につらい」
こうした声は、整骨院の現場で非常によく聞かれます。
そして詳しく体を診ていくと、多くの方にストレートネックが見つかります。
実は、ストレートネックを放置したまま姿勢改善を行うことは、
かえって不調を悪化させる原因になることがあるのです。
この記事では、
- なぜストレートネックを直さずに姿勢改善すると危険なのか
- 自己流姿勢改善の落とし穴
- 整骨院が考える正しい改善の順番
を、専門的かつ分かりやすく解説します。
ストレートネックとは?姿勢改善と切り離せない首の状態
本来の首のカーブが失われた状態
頸椎(首の骨)は、本来ゆるやかなカーブを描いています。
このカーブが、頭の重さを分散し、首・肩への負担を和らげています。
しかし、長時間のスマホ操作やデスクワークにより、
- 頭が前に突き出る
- 首のカーブが失われる
と、ストレートネックが形成されます。
見た目の姿勢が良くても起こる
ストレートネックは、
「猫背の人だけの問題」ではありません。
一見姿勢が良く見える人でも、
- 顎が前に出ている
- 首だけが前に固定されている
場合、ストレートネックが隠れていることがあります。
ストレートネックを直さずに姿勢改善すると起こる問題
問題① 首・肩の負担が増える
ストレートネックの状態で背筋を伸ばすと、
- 頭の位置だけがさらに前に強調される
- 首の筋肉が常に緊張する
結果として、
肩こりや首の痛みが悪化するケースが多く見られます。
問題② 腰や背中まで痛くなる
首は背骨の一部です。
首のバランスが崩れると、体は無意識に補正を行います。
その結果、
- 背中が丸まる
- 骨盤が傾く
などの代償動作が起こり、
腰痛や背中痛につながることも少なくありません。
問題③ 「姿勢を意識するほどつらい」状態に陥る
整骨院でよく聞くのが、
「姿勢を意識すると疲れる」「長く続かない」という声です。
これは、
ストレートネックという土台のズレを無視していることが原因です。
姿勢改善がうまくいかない人の共通点
首を我慢して固定している
顎を引く、胸を張るなど、
首を無理に固定する姿勢は一時的に良く見えても、
- 呼吸が浅くなる
- 首・肩がこわばる
などの不調を招きます。
「良い姿勢=正しい」と思い込んでいる
良い姿勢は、
見た目ではなく、体が楽かどうかで判断する必要があります。
楽でない姿勢は、長続きしません。
整骨院が警告する姿勢改善の落とし穴
落とし穴① 首を後回しにする
姿勢改善というと、
- 背中
- 骨盤
ばかりに目が向きがちです。
しかし、ストレートネックがある場合、
首の評価と調整を後回しにしてはいけません。
落とし穴② セルフケアだけで完結させようとする
ストレッチや体操は有効ですが、
- 動かすべき場所
- 動かしてはいけない場所
を間違えると逆効果です。
整骨院が考える正しい改善ルート
ステップ① 首の状態を正確に把握する
まず重要なのは、
- 首のカーブ
- 可動域
- 周囲筋の緊張
を正しく評価することです。
ステップ② 背骨全体の連動を回復
首だけを動かすのではなく、
- 胸椎
- 肋骨
- 骨盤
との連動を整えます。
ステップ③ 無理なく姿勢が戻る状態へ
最終目標は、
意識しなくても自然に姿勢が整う体です。
そのために、日常動作まで含めて調整します。
ストレートネック×姿勢改善で失敗しないために
こんな方は要注意
- 姿勢を意識すると首がつらい
- 肩こりが悪化した
- 腰まで違和感が出てきた
これらは、
姿勢改善の順番を間違えているサインかもしれません。
まとめ|姿勢改善の前に「首」を見直すことが大切
ストレートネックを直さずに姿勢改善を行うことは、
土台が崩れたまま家を建て直すようなものです。
まずは首の状態を正しく評価し、
全身のバランスを整えることが、
結果的に近道になります。
姿勢改善がうまくいかないと感じている方は、
一度、整骨院視点でストレートネックをチェックしてみてください。


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