「肘が痛いから、とりあえず湿布を貼って様子を見ている」
「肘の怪我だと思って安静にしているのに、なかなか良くならない」
このような状態で来院される方は、整骨院では決して珍しくありません。
特に多いのが、肘の内側に出る痛みが長引いているケースです。
湿布で一時的に楽になることはあっても、痛みが繰り返されたり、完全に消えなかったりする場合、
その背景には筋膜や腱の炎症が隠れている可能性があります。
この記事では、
- 湿布で治らない肘の痛みの正体
- 肘の内側に痛みが出やすい理由
- 整骨院が診る「筋膜と腱」の視点
について、専門的に解説します。
湿布で一時的に良くなる肘の痛み、その限界
湿布は「炎症を抑える対処療法」
湿布には、
- 炎症を抑える
- 熱感を下げる
- 痛みを和らげる
といった作用があります。
そのため、肘の怪我や肘の内側の痛みが出始めた直後には、有効な場合もあります。
しかし、湿布は原因そのものを改善するものではありません。
湿布をやめると痛みが戻る理由
湿布を貼っている間は楽でも、
- 剥がすと痛い
- 動かすと違和感が出る
このような場合、痛みの原因は
筋膜や腱にかかり続けている負担にある可能性が高いです。
肘の痛み・肘の怪我で多い「内側トラブル」
肘の内側は負担が集中しやすい場所
肘の内側には、
- 手首を曲げる
- 指を握る
- 物をつかむ
といった動作に関わる筋肉の腱が集まっています。
日常生活・仕事・スポーツの中で頻繁に使われるため、知らないうちに負担が蓄積します。
こんな人は肘の内側を痛めやすい
- 重い物をよく持つ
- パソコンや手作業が多い
- スポーツでスイング動作が多い
- 肘を伸ばしたまま力を入れる癖がある
これらはすべて、肘の内側の腱を引っ張り続ける動作です。
レントゲンで異常なしと言われた肘の痛み
骨に問題がなくても痛みは出る
「肘の怪我かと思って整形外科に行ったけど、レントゲンでは異常なしだった」
このようなケースは非常に多くあります。
これは、肘の痛みの多くが
- 筋肉
- 筋膜
- 腱
といった軟部組織のトラブルだからです。
筋膜と腱はレントゲンには写らない
筋膜や腱の炎症は、
骨折や変形のように画像ではっきり確認できないことがほとんどです。
そのため、原因が分からないまま
「様子を見ましょう」
となってしまうことも少なくありません。
整骨院が注目する「筋膜と腱の炎症」
筋膜とは何か
筋膜とは、筋肉を包み込み、全身をつなぐ薄い膜のことです。
この筋膜は、
- 肘
- 前腕
- 手首
まで連続してつながっています。
そのため、肘の内側だけでなく、腕全体の使い方が影響します。
腱の炎症が起こる仕組み
腱は、筋肉の力を骨に伝える重要な組織です。
同じ動作を繰り返したり、無理な力がかかり続けたりすると、
微細な損傷が起こり、炎症につながります。
これが、
肘の怪我をした覚えがないのに痛みが出る原因
になることもあります。
肘の内側の痛みが長引く人の共通点
肘だけを見てしまっている
肘が痛いと、どうしても
「肘そのものが悪い」
と考えがちです。
しかし整骨院では、
- 肩の動き
- 前腕のねじれ
- 姿勢や体の使い方
まで含めて評価します。
かばい動作が新たな炎症を生む
肘の内側が痛いと、無意識に
- 力の入れ方を変える
- 別の筋肉に頼る
こうしたかばい動作が、
筋膜や腱にさらなる負担をかけ、痛みを長引かせます。
整骨院が行う肘の痛みへの考え方
痛みのある場所だけにとらわれない
整骨院では、
「どこが痛いか」だけでなく
「なぜそこに負担が集中しているのか」
を重視します。
肘の内側に炎症が出ている場合でも、原因は
- 肩の硬さ
- 手首の使いすぎ
- 腕全体の連動不良
にあることが多いのです。
再発を防ぐためのアプローチ
湿布や安静だけでは、
再び同じ肘の痛みや怪我を繰り返す可能性があります。
整骨院では、
- 筋膜・腱へのアプローチ
- 腕全体のバランス調整
- 負担のかからない使い方の指導
を通じて、再発しにくい状態を目指します。
湿布で治らない肘の痛みでお悩みの方へ
- 肘の内側の痛みが続いている
- 肘の怪我だと思っているが改善しない
- レントゲンでは異常なしと言われた
このような場合、
筋膜や腱の炎症が見逃されている可能性があります。
肘は日常的に使わざるを得ない関節だからこそ、
「我慢」や「放置」が長期化すると回復に時間がかかります。
整骨院では、
肘だけでなく、腕全体・体全体の使い方を見直すことで、
根本的な改善を目指します。
湿布を貼り続けるだけでは変わらなかった方は、
一度、違う視点から体をチェックしてみてはいかがでしょうか。


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