「首こりを解消したくてストレッチをしているのに、逆に痛くなる…」
「頑張って伸ばしているのに、首こりが全然良くならない」
そんな経験はありませんか?
実は、首こりは 正しいやり方でストレッチをしないと悪化することがある ため注意が必要です。
本記事では、整骨院の視点から 首こりストレッチの落とし穴 と 首こり解消につながる正しい方法 を徹底解説します。
なぜ首こりストレッチで悪化してしまうのか?
ストレッチは“万能”ではありません。
やり方次第では、かえって筋肉を固めたり、痛みを強めたりすることがあります。
① 痛いところだけを強く伸ばしている
多くの人は、首の後ろや横が張るからといって、
その部位だけを一生懸命伸ばします。
しかし実際には、
- 首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋)
- 鎖骨周辺
- 肩甲骨の内側(菱形筋・僧帽筋)
- 背中の深層筋
など、首以外の筋肉の硬さが首こりを作っています。
痛い場所を“直接強く伸ばす”のは、
痛みセンサーを刺激して余計に緊張を招くことがあります。
② 力で引っ張りすぎている
首は細い筋肉と神経が集まるデリケートな部位です。
よくある危険なストレッチは…
- 手で頭をぐいっと引っ張る
- 勢いよく首を回す
- 限界まで伸ばそうとする
こうした動きは筋肉をかえって守りの反応(伸張反射)へ導き、
首こり解消どころか 筋肉を硬直させてしまう ことがあります。
③ 姿勢が悪いままストレッチしている
猫背・巻き肩の状態でストレッチしても、
首 → 引っ張られて痛い
前側 → 縮こまったまま
肩 → 上がったまま
となり、効果が半減します。
ストレッチは 姿勢ありき。
正しく伸ばすには“肩・胸・背中”をセットで整える必要があります。
整骨院が注目する“首こりの本当の原因”
首こりを解消したいなら、「首を伸ばすだけ」では足りません。
① 深層筋(インナーマッスル)の緊張
首こりの多くは、代償的に働いている深層筋が原因です。
特に影響するのは…
- 前斜角筋
- 中斜角筋
- 肩甲挙筋
- 後頭下筋群
これらの筋肉は“深い場所”にあるため、
自己流ストレッチではなかなか伸びません。
② 肩甲骨の動きの悪さ
肩甲骨が固いと、首に負担が集中します。
- パソコン作業
- スマホの長時間利用
- 猫背姿勢
これらで肩甲骨が前に固定されると、首だけが頑張り続けてしまいます。
首こりストレッチで改善できない人の多くは、肩甲骨が動いていない のが特徴です。
③ 呼吸が浅いことによる首こり
意外かもしれませんが、
呼吸が浅く「胸で呼吸している」人は首の筋肉が常に働きっぱなしです。
呼吸の補助として働く斜角筋が過緊張し、
慢性的な首こりにつながります。
深層筋と呼吸を整えない限り、
首こりは何度でも再発してしまいます。
“首こり解消”に必要な正しいストレッチのポイント
整骨院では、首こりストレッチを「首だけで行わない」のが鉄則です。
① 首ではなく“胸と肩”を先に緩める
首こりの8割は胸・肩・肩甲骨の硬さから生まれます。
まずは上半身全体をゆるめることで、首の負担を大幅に軽減できます。
● オススメの前準備ストレッチ
- 胸の前を広げるストレッチ
- 肩甲骨を軽くまわす
- 腕を後ろに引いて呼吸する
これだけで首の動きは驚くほど変わります。
② 深層筋をターゲットにするゆっくりストレッチ
首こり解消に効くのは
“ゆっくり伸ばす、呼吸と合わせる” ストレッチです。
✔ 深層筋を伸ばすポイント
- 反動を使わない
- 痛気持ちいいくらいで止める
- 息を吐きながら行う
- 20〜30秒かけてゆっくり伸ばす
深層筋は急激に伸ばすと縮んでしまう性質があります。
ゆったりとした動きが、首こり解消には最適です。
③ 後頭部〜肩甲骨の連動を意識する
首だけでなく、
- 後頭部
- 肩甲骨
- 胸椎(背骨)
が連動すると、首こりは劇的に改善します。
整骨院の施術でもこの連動を最も重視しており、
自宅のストレッチでも意識することで効果が高まります。
整骨院が推奨する“首こり改善ストレッチ”
ここでは専門家の視点から、自宅でできるやさしいストレッチをご紹介します。
① 肩甲骨ゆるめストレッチ
- 肩を軽く上にあげる
- 後ろに回しながら下ろす
- この動きを10回ゆっくり行う
肩甲骨が下がるだけで、首の筋肉が一気に緩みます。
② 斜角筋ストレッチ(首こりストレッチの王道)
- 胸を張る
- 顎を軽く引く
- 首を反対側にゆっくり倒す
- 20〜30秒キープ
呼吸を深くするのがポイントです。
③ 後頭下筋ゆるめストレッチ
- 顎を軽く引く(2〜3mm)
- そのまま小さく上を向く
- 20秒キープ
小さな動きですが、首こりの根本に効きます。
こんな場合はストレッチでは治りにくい
以下の症状がある場合は、
首だけのストレッチでは改善が難しい可能性があります。
- 頭痛が頻繁にある
- 首を回すと強く痛む
- 腕や肩に痺れが出る
- 猫背がひどい
- 何をやっても首こりがすぐ戻る
これは 深層筋の炎症・関節のロック・姿勢の崩れ が隠れている可能性が高いです。
ストレッチを頑張っても改善しない場合は、
整骨院で姿勢や関節の動きをチェックすることをおすすめします。
まとめ|首こりを治すなら“正しいストレッチ+深層ケア”が必須
- 首こりストレッチはやり方を間違えると逆効果
- 深層筋(斜角筋・後頭下筋・肩甲挙筋)が首こりの本当の原因
- 胸・肩・肩甲骨の動きを整えることが首こり解消の鍵
- ゆっくり呼吸しながらのストレッチが効果的
- 改善しない場合は関節・姿勢の評価が必要
「首こりは自分で治せる」と思われがちですが、
実は正しいやり方を知らないと悪化することもあります。
もし今、ストレッチをしても首こりが良くならない…
そんな方は、一度整骨院で“本当に必要なケア”を確認してみてください。


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