肩甲骨痛が治らない人へ。“右側”に集中する背中痛の隠れ原因を整骨院が解説

肩甲骨周辺の痛み、特に「右側だけ痛い」という症状は、単なる筋肉疲労や肩こりと思われがちです。しかし、整骨院での臨床経験では、多くの場合、原因は肩甲骨そのものだけではなく、姿勢や筋膜の連動、骨格のゆがみに隠れています。今回は、右側肩甲骨痛の原因と、整骨院での改善アプローチを詳しく解説します。


目次

右側だけ肩甲骨が痛む理由とは?

右側に痛みが集中する場合、多くの人は「右手ばかり使うから」と考えがちですが、実際には姿勢や全身のバランスの影響が大きいのです。

日常生活の左右差が影響

  • パソコン作業やスマホ操作で右手ばかり使う
  • 鞄を右肩にかける習慣
  • 子どもを右側で抱くことが多い

こうした習慣により、肩甲骨周りの筋肉が右側に偏り、負荷が蓄積されます。

筋膜と肩甲骨の連動

肩甲骨内側の筋肉(菱形筋・肩甲挙筋)は、背中の筋膜を通じて体幹や胸郭とつながっています。この筋膜が硬くなると、肩甲骨の動きが制限され、右側だけズキッと痛むことがあります。

骨格のゆがみが痛みを増幅

肩甲骨だけでなく、背骨や骨盤のゆがみも肩甲骨痛に影響します。右肩が前方に巻き込むような姿勢になると、右側の肩甲骨内側が過剰に引き伸ばされ、慢性的な痛みが生じやすくなります。


肩甲骨痛を放置すると起こる悪影響

右側だけの肩甲骨痛を軽視すると、日常生活や健康全体に悪影響が出ることがあります。

慢性的な肩こり・首こり

右側肩甲骨の筋肉が緊張すると、首や肩の血流が悪化し、慢性的な肩こりや頭痛につながります。

姿勢の崩れ

右側だけ痛むことで、無意識に体をかばう姿勢になり、背骨や骨盤のゆがみが進行。腰痛や背中の張りの原因にもなります。

肩や腕の可動域制限

肩甲骨の動きが制限されると、腕を上げたり横に動かす動作が不自由になり、スポーツや日常動作に支障が出ます。


整骨院での右側肩甲骨痛改善アプローチ

整骨院では、痛む肩甲骨周りだけでなく、全身のバランスを整えることで根本改善を目指します。

姿勢評価と肩甲骨の動きチェック

  • 立位・座位で肩甲骨の高さ、左右差を確認
  • 巻き肩や猫背の有無を評価
  • 背骨・骨盤の傾き、左右差を観察

筋膜リリースとほぐし

  • 右側肩甲骨内側の筋肉を丁寧にほぐす
  • 背中・胸の筋膜を整え肩甲骨の動きを改善
  • 過剰な緊張を軽減し、痛みを和らげる

関節可動域改善

  • 肩関節、胸椎、肩甲骨の動きを調整
  • 肩の可動域を広げ、日常動作やスポーツ動作をスムーズに

日常生活の姿勢指導

  • デスクワークやスマホ使用時の肩の位置
  • 肩甲骨を正しい位置に保つ意識
  • 自宅でできる肩甲骨ストレッチや胸開き運動の指導

自宅でできる肩甲骨右側痛のセルフケア

整骨院での施術と併用することで、自宅でも肩甲骨痛を予防・改善できます。

肩甲骨寄せストレッチ

  1. 両腕を前に伸ばす
  2. 肩甲骨を背中で寄せる意識で5秒キープ
  3. 10回×2セット、朝晩実施

胸を開くストレッチ

  1. 壁に手をつき胸を前に押し出す
  2. 背中側の筋肉が伸びる感覚で20秒キープ
  3. 1日2回、無理のない範囲で実施

肩甲骨周りのほぐし

  • テニスボールやフォームローラーで右肩甲骨周囲を軽く押す
  • 痛みが強い場合は優しくほぐすだけで十分

まとめ

  • 右側だけの肩甲骨痛は、巻き肩・姿勢の崩れ・筋膜の硬さが主な原因
  • 放置すると慢性肩こり、姿勢の悪化、可動域制限につながる
  • 整骨院では、姿勢チェック・筋膜リリース・関節可動域改善・日常生活指導で根本改善を目指す
  • 自宅での肩甲骨ストレッチや胸を開く運動で再発予防が可能

肩甲骨の右側痛は、痛みが軽いうちに整骨院で評価・施術を受け、正しいセルフケアを組み合わせることが再発防止の鍵です。

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この記事を書いた人

五反田駅前鍼灸整体院 は、五反田駅徒歩2分の好アクセスにある鍼灸・整体・整骨の専門院です。
国家資格を持つ施術者が、腰痛・肩こり・坐骨神経痛などの慢性不調から、美容鍼・産前産後ケアまで、幅広いお悩みに対応します。
清潔でリラックスできる院内環境に加えて、キッズスペース完備で忙しい親御さんにも安心して通っていただけます。

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