肩甲骨の痛みは、放置すると慢性的な肩こりや首の不調に発展することがあります。しかし「湿布を貼っても治らない」「マッサージしてもすぐ戻る」と悩む方も少なくありません。
実は肩甲骨の痛み、特に内側の痛みは、肩甲骨そのものではなく、周囲の筋肉や姿勢の崩れが原因で起こるケースが多いのです。整骨院では、痛みの原因を根本から改善するために、内側の筋肉ほぐしと姿勢調整を組み合わせたアプローチを行います。
この記事では、肩甲骨内側の痛みの原因、整骨院での施術方法、自宅でできるセルフケアまで詳しく解説します。
目次
肩甲骨内側の痛みが起こる原因とは?
肩甲骨の構造と役割
肩甲骨は背中の上部に位置する三角形の骨で、腕の動きや姿勢の安定に重要な役割を持ちます。
- 腕の可動域を支える
- 背中・肩・首の筋肉と連動して動く
- 姿勢を維持するために背骨とのバランスを保つ
肩甲骨内側が痛くなる主な原因
- 巻き肩や猫背による筋肉の緊張
- 肩甲骨を支える深層筋(僧帽筋・菱形筋)の硬さ
- 肩甲骨と背骨の動きの制限
- 長時間のデスクワークやスマホ姿勢
湿布だけで改善しない理由
湿布は血流改善や痛みの緩和には役立ちますが、原因となる筋肉の硬さや姿勢の崩れにはアプローチできません。そのため痛みが繰り返すのです。
整骨院で行う肩甲骨内側の根本ケア
姿勢評価と筋肉チェック
整骨院ではまず、肩甲骨の動きや姿勢をチェックします。
- 肩の高さの左右差
- 猫背や巻き肩の傾向
- 深層筋の硬さや筋膜のねじれ
肩甲骨内側ほぐし
痛みの原因となる筋肉を手技でほぐします。
- 菱形筋・僧帽筋の深層部を重点的にほぐす
- 筋膜リリースで肩甲骨の可動域を回復
- 血流を促し、筋肉の緊張を緩和
姿勢調整で肩甲骨の位置を改善
肩甲骨の位置を正しい位置に戻すことで、痛みの再発を予防します。
- 肩甲骨を背骨に近づける意識付け
- 胸を開き、巻き肩を改善
- 深層筋と連動した体幹の安定化
自宅でできる肩甲骨内側ケア
ストレッチで筋肉を柔らかくする
- 両腕を前に伸ばし、手を組む
- 背中を丸めるように前に倒す
- 肩甲骨内側の筋肉が伸びるのを意識して20秒キープ
肩甲骨の動きを取り戻すエクササイズ
- 肩をすくめずに肩甲骨を寄せる
- 肩を後ろに回す円運動
- 背中の筋肉を使う感覚を意識
デスクワーク中の簡単リセット
- 1時間に1回、肩甲骨を寄せて胸を開く
- 座るときは骨盤を立て、背筋を伸ばす
- スマホ・PCの位置を目線に合わせて首を前に出さない
肩甲骨痛を繰り返さないためのポイント
- 筋肉の硬さを放置しない:肩甲骨周囲の深層筋の硬さを定期的にほぐす
- 姿勢の意識:巻き肩・猫背を改善する習慣を身につける
- 整骨院での定期メンテナンス:姿勢評価+筋肉ケアで再発予防
- セルフケアの継続:ストレッチやエクササイズを習慣化
💡ポイント:肩甲骨内側の痛みは、湿布だけでは改善し


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