「筋トレのあとにこみかみがズキズキと痛む…」
「筋トレをすると決まって頭痛が起こる」
そんなお悩みを抱えていませんか?
『頭痛 筋トレ』と『こみかみ 頭痛』は、一見別の問題のように見えますが、実は密接に関係しています。誤ったフォーム、呼吸の癖、筋肉の緊張などが頭痛を誘発する原因になることもあります。
本記事では、整骨院の視点から「なぜ筋トレが原因で頭痛が起きるのか?」というメカニズムと、その中でも特に多い『こみかみの痛み』との関連、そして症状を軽減・予防するための対処法を解説します。
『頭痛 筋トレ』と『こみかみ 頭痛』の関係とは?
筋トレによる筋緊張型頭痛
筋トレでは肩・首・背中の筋肉に大きな負荷がかかります。フォームや呼吸法が正しくないと、首の後ろや側頭部につながる筋肉(僧帽筋、胸鎖乳突筋、側頭筋)が硬直し、神経や血管を圧迫します。
その結果、特にこみかみ周辺に「ズキン」とした痛みを感じやすくなるのです。
これがいわゆる「筋緊張型頭痛」と呼ばれる状態です。
歯の食いしばりと側頭筋の関連
筋トレ中に無意識に歯を食いしばっていませんか?
この食いしばりが、頭の横にある「側頭筋」を過緊張させ、こみかみに痛みを引き起こす要因になります。
また、側頭筋が硬くなると、顎関節のバランスも崩れやすく、頭痛や首こり、肩こりといった症状に連鎖するケースもあります。
『こみかみ 頭痛』を引き起こす3つの筋トレ習慣
1. 息を止めてトレーニングする(バルサルバ法)
多くの人が無意識に「ふんっ」と息を止めて力を入れる癖がありますが、このバルサルバ法は頭部の血圧を一気に上昇させ、血管性の頭痛を誘発する原因になります。
特に高重量を扱う場面やスクワット・デッドリフト時に注意が必要です。
2. 首や肩に力が入りすぎている
フォームが崩れたり重心がブレることで、本来負荷をかけたい部位ではなく首や肩まわりが代償的に緊張します。この状態が続くと、頭部への血流や神経伝達が妨げられ、こみかみの頭痛を引き起こすことに。
3. トレーニング後のケア不足
筋トレ後にストレッチやクールダウンを怠ると、筋肉は硬いまま回復せず、慢性的な緊張が蓄積します。これにより、後頭部から側頭部にかけて張り感が残り、翌日の頭痛につながることもあります。
整骨院でのアプローチ
問診と体のバランスチェック
整骨院ではまず、頭痛が起こる頻度・筋トレの内容・フォーム・呼吸法などを詳しく確認します。そのうえで、姿勢や骨格のゆがみ、筋肉の硬さを評価します。
特に側頭筋・僧帽筋・胸鎖乳突筋・肩甲骨まわりの状態がポイントとなります。
筋緊張の緩和と顎・首まわりの調整
手技療法で側頭筋や首肩の筋肉の緊張を緩め、血流を改善します。顎関節の動きや咀嚼筋の硬さにもアプローチすることで、食いしばりによる影響も軽減されます。
首まわりのアライメントを整えることで、神経圧迫の軽減にもつながります。
正しい呼吸法とフォーム指導
筋トレ時の呼吸(特に吐くタイミング)や、首肩に力が入りにくいトレーニングフォームを指導。必要に応じてトレーナーとも連携し、再発防止をサポートします。
自宅でできるセルフケアと対策
側頭筋・顎関節のセルフマッサージ
- こみかみ部分を指の腹で円を描くようにマッサージ(30秒×2セット)
- 顎の付け根(耳の前)を押しながらゆっくり口を開閉
硬くなった筋肉をほぐすことで、頭痛の発生頻度を下げる効果が期待できます。
呼吸トレーニング(筋トレ前後に実施)
- 鼻から吸って腹を膨らませ、口から細く長く吐く腹式呼吸(1セット5回)
- 呼吸を整えてから筋トレに入ることで、血圧上昇や筋緊張を予防できます
ストレッチ&クールダウン
- 首の側面、肩甲骨まわりを意識的に伸ばすストレッチ
- 筋トレ後は5〜10分の軽い有酸素運動で血流を回復
これにより、筋肉の回復と頭痛の抑制が期待できます。
よくある質問(Q&A)
Q:こみかみの頭痛が毎回出るのですが、筋トレをやめた方がいいですか?
A:原因を特定し、フォーム・呼吸・ストレッチを改善することで、多くの場合継続可能です。無理にやめるのではなく、まずは整骨院でのチェックをおすすめします。
Q:片頭痛と筋トレは相性が悪い?
A:気圧やホルモン変動による片頭痛と、筋トレによる頭痛は異なるメカニズムです。片頭痛持ちの方は「こみかみの痛み」を誤認しやすいので注意が必要です。医療機関と整骨院を併用するのも有効です。
『頭痛 筋トレ』と『こみかみ 頭痛』の関係は、見逃されがちな身体のサインです。
筋トレ時の誤ったフォームや呼吸法、筋肉の緊張や食いしばりが、頭部の痛みを引き起こす大きな原因となることがあります。
整骨院では、筋肉・骨格・神経・呼吸といった多角的な視点から、あなたの頭痛の根本原因を見極め、改善へと導くサポートを提供しています。
「筋トレ=頭痛になってしまう…」そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
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