朝のだるい肩甲骨こり…寝起き肩こりの原因と整骨院式肩甲骨調整法

「朝起きたときに肩甲骨まわりが重だるい」「首から背中にかけてコリが残っている」…そんなお悩みはありませんか?

一晩眠って身体が休まったはずなのに、朝から肩がこっている。その原因は、睡眠中の姿勢や日常生活のクセ、筋肉や関節の硬さなど、さまざまな要因が絡んでいます。

今回は「肩こり 肩甲骨」「寝起き 肩凝り」といったキーワードに着目し、整骨院の視点から、原因と対処法、そしておすすめの肩甲骨調整法を詳しく解説します。


目次

なぜ寝起きに肩甲骨まわりがこるのか?

睡眠姿勢が肩甲骨に負担をかけている

横向き寝やうつ伏せで寝ると、肩関節や肩甲骨周辺の筋肉に不自然な圧がかかります。特に腕を身体の下に入れて寝る姿勢は、僧帽筋や肩甲挙筋、広背筋などに負担が集中し、朝にコリや張りを感じやすくなります。

呼吸の浅さが筋肉の緊張を招く

浅い呼吸は横隔膜の動きを制限し、胸郭(きょうかく)や肩甲骨の動きを鈍らせます。特にストレスが多い人や猫背傾向のある方は、夜間の呼吸が浅くなり、筋緊張が高まってコリとしてあらわれることも。

肩甲骨の可動性が低下している

肩甲骨は肋骨の上に浮かぶように存在し、肩や腕の動きを支える重要な骨です。長時間のデスクワークやスマホ操作による前かがみ姿勢が続くと、肩甲骨が固まり、周囲の筋肉(特に菱形筋・僧帽筋・肩甲挙筋など)が緊張しやすくなります。


寝起き肩こりのセルフチェックポイント

朝から首・肩・背中がだる重い

起床時に首から肩、背中にかけて「だるさ」「違和感」「張り感」がある場合、睡眠中に筋肉が緊張状態にあったことを示しています。

腕を上げたり肩を回したりしづらい

肩や腕の可動域が朝から狭くなっていると感じた場合、肩甲骨周囲の筋肉が固まり血流が滞っている可能性があります。

起きた直後の頭痛や吐き気

これは首や肩まわりの筋肉の過緊張が原因で、血流が悪くなって起こる「緊張型頭痛」の可能性があります。


整骨院が考える「肩甲骨コリ」へのアプローチ

筋膜リリースで深層筋にアプローチ

整骨院では、肩甲骨周囲の表層だけでなく、インナーマッスルや筋膜にアプローチする筋膜リリースを実施。これにより、ガチガチに固まった筋肉をほぐし、血流やリンパの流れを改善します。

肩甲骨はがし(モビリゼーション)

肩甲骨はがしとは、肩甲骨の可動域を広げる施術。手技で肩甲骨を動かしながら、固まった筋肉や関節を柔らかくします。動かしにくさを感じていた肩がスムーズに動くようになる人も多くいます。

骨盤・背骨の歪み調整

肩甲骨まわりの不調は、実は骨盤や背骨の歪みが原因となっているケースも。整骨院では、全身のバランスを見ながら姿勢矯正や骨格調整を行います。


セルフケアでできる肩甲骨ストレッチ

1日1回、「肩甲骨回し」

椅子に座ったままでもOK。両肩を大きく回し、肩甲骨を意識して動かすことで血流を改善します。前後各10回を目安に行いましょう。

タオルを使った肩甲骨ストレッチ

バスタオルを両手で持ち、上下に引っ張るように腕を上下に動かします。肩甲骨まわりの筋肉がゆっくり伸び、スッキリ感が得られます。

寝る前の「肩甲骨寄せ深呼吸」

ベッドに仰向けで寝て、肩甲骨を寄せながら深呼吸を5回行います。胸が開き呼吸が深くなり、自律神経も整いやすくなります。


こんな症状は整骨院へ相談を

  • 毎朝、同じ部位にコリや痛みが出る
  • ストレッチをしても改善しない
  • 肩甲骨の動きが固まり日常動作がつらい

こうした状態が続く場合、セルフケアだけでは限界があるかもしれません。整骨院では症状の根本原因を分析し、筋肉・関節・神経の状態に応じた施術が可能です。


おわりに

朝から肩甲骨まわりがつらいという方は、睡眠中の姿勢や肩甲骨の可動域の低下など、複合的な問題を抱えていることが多いです。

セルフストレッチや生活習慣の見直しはもちろん大切ですが、改善しない場合はぜひ整骨院での施術を検討してください。日々の不調をリセットし、快適な朝を迎えるためにも、肩甲骨ケアはとても重要です。


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