何科に行くべき?側弯症遺伝×側弯症何科の最適受診ルートを整骨院が提案

目次

側弯症は「遺伝」するのか?まず知っておきたい基礎知識

側弯症とは:背骨が「ねじれて曲がる」状態

側弯症とは、背骨が横に曲がり、さらに捻じれた状態になる脊椎の変形症です。見た目に変化が現れることもあり、左右の肩の高さが違う、骨盤が傾いて見えるといった体の非対称が特徴です。

側弯症に「遺伝」の関係はあるのか?

実は、側弯症の中でも「特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)」と呼ばれるものは、明確な原因が不明ですが、家族内に側弯症患者がいる割合が高いことが知られており、遺伝的な要因が関与していると考えられています。

  • 特に思春期に発症しやすい「思春期特発性側弯症」は、女子に多く、母娘・姉妹で同じような発症例が確認されています。
  • しかし、遺伝だけが原因ではなく、成長過程での姿勢や生活習慣も影響します。

最初に受診すべき「何科」?—整形外科が基本ルート

学校検診で「側弯の疑い」と言われたらどうする?

学校の健康診断で「要精密検査」と記載されていたら、まずは整形外科への受診が推奨されます。ここで以下のような診察を受けることになります:

  • 視診・触診
  • アダムステスト(前屈テスト)
  • レントゲン撮影(X線検査)

整形外科での診断後に考えるべきこと

レントゲンにより、脊椎の湾曲の程度(コブ角)が測定されます。軽度(10~20度)、中等度(20~40度)、重度(40度以上)と分類され、進行のリスクがある場合には経過観察や装具療法、重症例では手術が検討されることもあります。

整骨院でできること:画像診断がない代わりに「体の動き」に着目

整骨院は何ができるのか?

整骨院ではレントゲンなどの画像診断はできませんが、以下のようなケアが可能です:

  • 骨格のバランスを確認
  • 姿勢改善のための整体施術
  • 背中や肩、骨盤の筋肉バランスを整える手技療法
  • 自宅でできるストレッチや生活習慣の指導

側弯症そのものを「治す」ことは難しくても、進行リスクの軽減や痛みの予防に整骨院のサポートは有効です。

整骨院と医療機関の「併用」がベスト

整形外科での診断結果をもとに、「日常的なケアは整骨院で行いながら、医療的な経過観察は病院で」という併用が最も合理的です。

親子で気をつけたい「側弯症遺伝」チェックリスト

お子様に現れやすい側弯症のサイン

以下のような兆候があれば、医療機関・整骨院での確認をおすすめします。

  • 肩の高さが左右で違う
  • 腰の位置に左右差がある
  • 背中を前に倒すと一方の背中が盛り上がる
  • 靴底の減り方が左右で違う
  • 疲れやすく、背中がこる

親もチェックすべき理由

「自分が軽度の側弯症だった」と気づかずに生活してきた親世代も少なくありません。姿勢の癖や筋力のアンバランスが子どもに影響を与えることも。親子で一緒に姿勢の見直しやケアを始めることが、早期対策につながります。

レントゲンでは分からない「日常動作のクセ」を整骨院が分析

整骨院ならではのチェックポイント

整骨院では、静的な姿勢だけでなく、歩行・立ち上がり・腕の上げ下げなど、日常動作のクセを細かく確認します。これにより、次のような情報が得られます。

  • どの筋肉に負担が集中しているか
  • 骨盤や肩甲骨の可動域の左右差
  • 呼吸の浅さ(肋骨の動き)

レントゲンでは見えない、筋肉の緊張や関節の動きの非対称性を明らかにし、根本的なケアに結びつけます。

整体でできるケア内容の一例

  • 骨盤や肩の左右バランスを調整
  • 肋骨の可動域を広げる手技
  • インナーマッスルを活性化するエクササイズ
  • 猫背・反り腰の姿勢改善指導

遺伝の不安を「正しく向き合う」ためにできること

側弯症は「早期発見・早期対応」が鍵

側弯症は一度進行すると、自然に元に戻ることはありません。しかし、早期に気づいて対応すれば、進行を防ぐことは十分可能です。

整形外科での正確な診断と、整骨院での日常的な体のメンテナンス。両方をバランス良く使うことが、姿勢の安定と将来の健康維持につながります。

整骨院で受けられる無料相談を活用しよう

「側弯症の可能性があるかも?」「どこに相談すればいいか分からない」という方は、整骨院での無料相談をご活用ください。姿勢のチェックだけでも、将来の健康を守る第一歩になります

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